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中央アジアの旧ソ連3カ国をわずか13万円台で巡る弾丸旅行は、想像を絶する連続だった。高速道路では対向車線を時速130キロで爆走するタクシーに乗り、命の危機すら感じた。一方で、旧ソ連最貧国とされる国では予想外の手厚いおもてなしを受け、旅の常識を覆す体験が次々と待ち受けていた。
最初の国、カザフスタンでは、空港から街へ向かうタクシーが猛スピードで対向車線を逆走。ドライバーは「近道だ」と涼しい顔で、一般道でも平然と制限速度を倍以上で飛ばした。車内の装備はぼろぼろで、シートベルトすら壊れている。これが中央アジアの日常なのかと衝撃を受けた。
続くタジキスタンは旧ソ連最貧国として知られるが、現地の人々の親切さには驚かされた。物価は驚くほど安く、宿泊費は一泊数百円。地元の家族に招かれて伝統料理を振る舞われ、言葉が通じなくても真摯なもてなしに感動した。ただし、道路は悪路が多く、ボロボロの車で険しい山道を移動するのは大変だった。
ウズベキスタンではシルクロードの遺産を堪能。サマルカンドの青いモスクは圧巻だったが、移動中のバスが故障し、灼熱の中数時間足止めされるトラブルも。宿泊先はドミトリーで相部屋の外国人旅行者と交流しながら、13万円台という低予算をやりくりした。食事は安くて美味しいシャシリク(串焼き)が定番だ。
全体として、この旅は危険な運転や予期せぬトラブルだらけだったが、それ以上に現地の人々の温かさと歴史の深さを感じる貴重な経験となった。旧ソ連圏の荒廃したインフラと、人々のたくましさが同居する中央アジア。格安旅行だからこそ見えるリアルな姿がそこにはあった。