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ワタミの渡辺美樹会長兼社長は13日、コメ生産への本格参入を発表した。背景には「令和の米騒動」があり、安定調達とコスト削減を目指す。これまでの日本のコメ政策に対して、廃止された減反(生産調整)に反対だったとし、「政府、農協が価格を決定していくことに不信を持っていた」と述べた。
渡辺氏は東京都内で行われた決算会見で説明。今後の懸念として、農家の高齢化による供給不足での価格上昇に加え、円安で輸入米も安価に調達できないとの危機感を示し、企業が参入する意義を強調した。
2027年度までにグループ全体で使用する1200トンの米のうち、半分を自社調達する目標を掲げ、早期の全量自給を目指す。将来的には「ワタミ米」としての輸出も視野に入れている。
グループ会社のワタミファームは現在、北海道当麻町で生産・調達を行っている。今後は「積極的に農地を取得し増産に着手する」として、2026年度から千葉県香取市および周辺地域で地元農業法人と連携した生産を開始する方針だ。
ワタミは「コメ作りに本格参入する」姿勢を示し、1ドル200円時代の到来を予見する渡邉美樹会長の見解も踏まえた戦略である。