t>

東京商工リサーチ奈良支店によると、エレベーター工事などを手がける「BYS(バイス)-COMPANY(カンパニー)」(奈良県宇陀市)が11日、大阪地裁堺支部から破産開始決定を受けた。
同社は令和6年に設立され、大阪・関西万博にかかわる設備工事の一部を請け負っていた。しかし、大阪府知事の許可を受けずに規定の請負額を超える工事を行っていたことが判明した。
府は4月、建設業法に基づき同社に対し、30日間の営業停止処分(5月7日~6月5日)を科していた。この処分期間中に破産手続きが開始された形だ。
同社の破産により、万博会場の工事スケジュールへの影響が懸念される。関係業者の間では、下請け企業への支払い遅延など二次的な問題が生じる可能性も指摘されている。
東京商工リサーチは今後、債権者集会などを通じて負債総額や取引先の被害状況の詳細を明らかにする方針。地元経済への影響も注視される。