
ABEMAの恋愛リアリティショー『恋愛病院』が、最終回配信後も波紋を呼んでいる。「本気の恋を忘れたワケあり男女」が集う異色の設定で、出演者の謝罪やSNS上の論争が相次いでいる。この問題作が浮き彫りにした2つのタブーとは何か、その真相を追う。
番組が提示した1つ目のタブーは、「恋愛における治療的アプローチ」だ。出演者が心の傷を抱えながらも、恋愛を通じて癒やそうと試みる姿は、従来の恋愛リアリティ番組の枠を超えていた。2つ目は、「構成の粗さ」である。視聴者からは「クソみたいな構成」との声も上がり、特に出演者である石丸伸二氏が自らの体験に基づき番組の進行を批判した。
石丸氏は元広島県安芸高田市長であり、政治経験を活かした鋭い発言で注目を集めた。彼は出演後、自身のSNSで「スタッフの意図が完全に無視されていた」と述べ、番組の演出方法に疑問を呈した。この投稿は瞬く間に拡散され、多くの視聴者が同調した。
一方、他の出演者からも相次いで釈明や謝罪が行われた。ある出演者は「過激な演出に巻き込まれた」と告白し、SNS上では番組側の編集姿勢を批判する声が殺到。ABEMAは公式声明を出さず、沈黙を続けている。
『恋愛病院』は、視聴者の共感と反発を同時に呼び起こす異例の作品となった。「本気の恋」を描くラブストーリーから一線を画したこの番組が、今後のリアリティショーに与える影響は計り知れない。石丸氏の発言が業界のタブーに切り込んだことは、確かだ。