
米IT大手4社が29日発表した2026年1~3月期決算では、生成人工知能(AI)の需要拡大を背景に、いずれも2桁の増益を達成した。中でもグーグルの持ち株会社アルファベットは、純利益が前年同期比81%増の625億7800万ドル(約10兆円)と大幅な伸びを示した。
アルファベットの売上高は22%増の1098億9600万ドルに拡大。自社開発の生成AI「ジェミニ」の利用が広がったことで、クラウド事業の売上高が63%増と急伸した。また、収益源の柱である検索連動広告も16%増の772億5300万ドルと堅調に推移している。
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は主力の検索事業について「AIが牽引(けんいん)し、検索数が過去最高を記録した」と振り返った。同社は生成AIを検索機能に積極的に組み込んでおり、ユーザー体験の向上が業績拡大につながったとみられる。
アマゾン・コムの純利益は77%増の302億5500万ドル。クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が好調だった。マイクロソフトは23%増の317億7800万ドルで、企業のAI活用が広がる中、クラウド基盤「アジュール」と関連サービスが業績を牽引した。
メタは交流サイト(SNS)関連の広告収入が増加し、61%増の267億7300万ドルだった。4社ともAI関連投資を積極的に進めており、生成AI市場の拡大が引き続き業績を押し上げる要因となっている。(共同)