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政府の「勝ち筋」選びに疑問 クールジャパン失敗と新成長戦略の矛盾

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Haruki Sato
政治 - 05 7月 2026

同じ日の2つの発表が、政府は「勝ち筋」を選べるのかという疑問を際立たせた。海外に日本の文化を売り込もうと、政府が1400億円をつぎ込んできた官民ファンド「クールジャパン機構」の行き詰まりが顕在化している。累積赤字が540億円に上ることが6月24日に判明し、「3月期で426億円の赤字」に抑えるという目標は、さらに深く沈んだ。官が「これは伸びる」と見立てて選んだ事業が、束になって溶けた結果である。

同じく24日、首相官邸の会議室では別の絵が広げられた。成長戦略会議の席上、戦略17分野、62の主要な製品・技術に対し、2040年度までに官民が370兆円を投じるという青写真だ。国家の本気がにじむ取り組みだ。この意欲は「官が62の勝ち筋を選び抜ける」という自信の裏返しでもある。ここでの問いは1つだ。官に目利きはできるのか。

クールジャパンの「墓標」が答えている。しかも、ただのNOではない。機構が負った直近の傷は、出資先でバイオ繊維開発の「旧スパイバー」という企業が私的整理に陥ったことだ。新素材の会社に投じた約140億円が失われた。

ところが、政府が掲げた17分野の中には、バイオものづくりに12・8兆円、バイオ医薬に20・8兆円が並んだ。転んだその場所に再び、巨大な旗が立っている。同じ的を同じ手つきで、また外しにいく。

文化やバイオの発信は国家戦略だから、もっと金を出せ。周囲がそう言うのはたやすい。ただ、官に勝者を選ぶ能力があるかについて問うわけではない。問題は投資の是非ではなく「この62個が伸びる」と官が信じ切っていることだ。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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