
DMG森精機グループのマグネスケール(東京)は、奈良県大和郡山市に奈良事業所を開所した。同拠点はレーザー技術を活用した高精度位置測定装置「レーザスケール」の生産を担う。
「レーザスケール」は「ナノメートル(10億分の1メートル)」や「ピコメートル(1兆分の1メートル)」という極限の精度で位置を測定する装置であり、最先端の半導体製造装置に不可欠な部品として注目されている。
この装置は極めて精密な位置決めや形状の測定に使用され、半導体の微細化が進むにつれて需要が急増している。これまで神奈川県の伊勢原事業所で製造を行ってきたが、新たな生産拠点として奈良事業所を建設した。
マグネスケールは災害リスクの分散も視野に入れ、約117億円を投じて奈良事業所を整備。両事業所を合わせて令和12年に300億円の売り上げを目指すという。
4月の開所式で大野治社長は「安全・品質を最優先として、地域社会にも貢献していくつもりだ。信頼される製品を全世界に出荷したい」と述べた。