t>

5日に投開票があった東京都の調布市長選で初当選し、24年ぶりの新市長となった元都議の林明裕氏(65)=自民推薦=が8日、TOKYO MXの報道番組に出演し、「市民生活に寄り添い、丁寧に説明して市政に取り組む」と抱負を語った。選挙戦で課題に挙げていた経済対策や街づくりなどについて幅広く語った。
市長選は6期24年務めた長友貴樹市長が立候補せず、政策の「継続」か「転換」かが問われ、新顔4人で争った。目下の物価高対策や子育て支援、近隣自治体にもまたがる調布基地の跡地の整備計画、老朽化した駅前文化施設の建て替えなどが争点だった。
選挙期間中に自民党所属の国会議員が連日、応援に訪れたことが奏功したのか、との司会の問いに対し「違和感がある」と答え、「24年ぶりに新しい市長が誕生するという注目と、街が大きく変わる転換点になっていたことが大きい」と振り返った。調布市の魅力については「都心に近く自然豊かでちょうどいい場所、環境にあり、選ばれている街」と述べた。
市政運営では、物価高騰への対策を最優先課題に掲げる。2025年度の繰越剰余金を財源にこの先、10億円規模の補正予算案の提出を予定する。林氏は「一過性のバラマキとの批判はあるが、いまは緊急時だという意味合いで訴えている」と理解を求めた。
調布市に位置する「味の素スタジアム」の南東側にある国有地、調布基地の跡地の利活用も本格化する。災害時に避難場所として使える大型の備蓄倉庫を設け、施設整備に乗り出す。
同スタジアムをホームとするサッカーJリーグのFC東京による経済効果も見込む。現在、小平市にある同チームの練習拠点を、前出の跡地に移す計画がある。林氏は「ホームに隣接する場所で練習していればサポーターも訪れやすい。地元に貢献してもらえる経済活性化の起爆剤になる」と期待を示した。