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猛暑を超えた「酷暑」が確実視される今夏、各地で命を守るための対策が進められている。夏休みの家族連れに人気のテーマパークや夏祭りなどでは、とりわけ暑さに弱い子供を念頭に、運営側が細部まで気を配る。(長谷川元輝)
東京ディズニーランド(千葉県浦安市)では、7月、子供向けの公園がある「トゥーンタウン」の一角に、「びしょ濡れスポット」を設けた。洗車機を模したモニュメントから大量の水が噴き出し、放水を浴びるように全身で涼を取れる。TDR全体では冷却ミストや給水所を100カ所以上設置し、園内のベンチには日よけ傘を増設した。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)も同様に、ミストシャワーや休憩エリアの拡充を実施。特に人気の屋外アトラクション待ち列には大型扇風機を配置し、熱中症リスクを低減している。各施設ではスタッフが定期的に声かけを行い、具合が悪そうな子どもを見つけたらすぐに冷房の効いた部屋へ誘導する体制を整えた。
一方、全国各地の夏祭りでも運営方法の見直しが進む。例えば、東京・浅草の「浅草サンバカーニバル」は例年7月の日中開催だったが、今年は夕方4時以降に開始時間を繰り下げた。同様に、大阪・天神祭の一部行事も夕方から夜間へシフトし、参加者には無料の救護所と飲料水の配布を徹底する。
警視庁や消防庁は、暑さ指数が「危険」レベルに達した場合のイベント中止基準を各自治体に周知。専門家は「子どもは体温調節機能が未発達なため、大人以上に配慮が必要。屋外イベントは時間帯や休憩場所を工夫し、水分・塩分補給をこまめに行うことが命を守る鍵だ」と強調している。