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21日のニューヨーク原油先物市場でWTI原油8月渡しが続伸し、前日比1.68ドル高の1バレル=84.91ドルで取引を終えた。終値としては6月11日以来、約1カ月半ぶりの高値を記録した。
上昇の背景には、米国とイランの軍事衝突が激化し、中東地域からのエネルギー供給が混乱するとの懸念が広がったことがある。市場では地政学的リスクの高まりで買い注文が優勢となった。
さらに、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアを対象とした「海上封鎖」を宣言したことも、供給不安を増幅させた。フーシ派は紅海周辺での船舶攻撃を示唆しており、原油輸送ルートの安全が脅かされている。
アナリストは「中東の緊張が長期化すれば、原油価格はさらに上昇する可能性がある」と指摘。市場は今後もトランプ米政権とイランの対立動向を注視していくとみられる。
21日の取引では、需給ファンダメンタルズよりも地政学的要素が価格を大きく動かした。WTI原油は一時85ドル台に迫る場面もあり、投資家の警戒感が強まっている。