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静岡県は22日、豚熱(CSF)の感染が確認された富士宮市の養豚場で、感染していないと判断された豚約130頭を除く1230頭の選択的殺処分を実施し、消毒などの防疫措置を完了したと発表した。5月の家畜伝染病予防法改正で導入された選択的殺処分が全国で初めて適用された。
県によると、殺処分は感染疑いがある豚や、生まれたばかりでワクチン未接種の子豚を対象に、今月5~21日にかけて実施された。養豚場全体の消毒は計3回行われ、今後も関係区域内での豚の移動制限は継続される。
従来は1頭でも感染が確認された養豚場では全頭を感染とみなして処分していたが、5月の法改正により、感染していないと判断された豚を対象外とする選択的殺処分が可能となった。
県は今月3日にこの養豚場への立ち入り検査を実施し、風邪の症状を示す豚や死亡した豚を確認。遺伝子検査で陽性反応を確認後、国が検査を担当し、4日に豚熱と確定判定していた。
県は今後も防疫体制を強化し、周辺農場への影響を監視していく方針。今回の措置は、全国の養豚業界における新たな防疫モデルとして注目される。なお、同養豚場では引き続き消毒などが行われ、最終的な安全確認が待たれる。