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茨城県下妻市長選で返り咲きを果たした菊池博氏が6日、市役所で市長就任式と記者会見に臨んだ。菊池氏は会見で、建て替えを主張してきた市民文化会館を巡り、改修を訴えた須藤豊次前市長のもとで関連予算が成立したことを「尊重していく」と述べ、改修を見据えて実施している市の調査を継続する考えを示した。調査結果を踏まえ、建て替えか改修かを最終判断する。
市長選は須藤氏の死去に伴い2日に投開票され、元職の菊池氏が、新人でパン製造販売会社役員の井上誠氏との一騎打ちを制し3選を果たした。菊池氏は3月の前回選で須藤氏に敗れ、市長続投を阻まれていた。
令和2年に閉館した市民文化会館を巡っては、菊池氏が建て替えを訴える一方で、須藤氏と井上氏はいずれも改修を唱えた。菊池氏は会見で、改修に向けた調査の実施に「今後の施設の在り方や方向性を考える大きな材料になる」と理解を示した。2度の市長選で改修派が一定の票を得た結果も踏まえたとみられる。施設の意義については「市民の文化活動を支えるために必要」との認識を示した。
市が平成31年に閉鎖したレジャープール施設「砂沼サンビーチ」の跡地活用に関しては、「県所有の土地のため県と協議が必要だ。市民の声に耳を傾けながら県との交渉に力を尽くす」と説明した。市長選では、自身の市長就任から1年を目標に方向性を示すと主張しており、公開の検討組織で近く議論を始める見通しだ。
(谷島英里子)