t>

週明け3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は大幅反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の9月渡しが前週末比4.33ドル安の1バレル=80.34ドルで取引を終えた。
下落幅は約5%に達し、市場ではリスク回避の動きが一気に後退した。取引時間中は一時80ドルを割り込む場面もあり、売り圧力が強まった。
トランプ米大統領がイランへの大規模攻撃を中止すると表明し、ホルムズ海峡などを巡るイランとの交渉再開の可能性に言及したことから、供給不安が後退した。
関係筋によると、米政府はイランに一定の譲歩を促す外交ルートを模索しており、軍事行動の緊張緩和が原油市場の値下がり要因となった。
市場関係者は「地政学リスクが後退しても、中東情勢の不透明感は残る」と指摘し、今後のイラン対応や需給動向を注視する構えだ。