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阪急阪神統合10年:梅田再開発と海外展開、医療健康へ

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Yuki Tanaka
経済 - 14 7月 2026

阪急阪神ホールディングス(HD)は統合から10年を迎え、次代の成長戦略の柱として海外展開に加え、医療や健康分野を据える見通しだ。異分野への進出は次の10年の成果を問う試金石になる。

阪急と阪神がターミナル駅を持つ大阪・梅田エリア。両社が競って開発し西日本最大の繁華街に成長させてきた。その中心の梅田1丁目にあるのが、阪神百貨店梅田本店が入居する大阪神ビルディングだ。

市道を挟んで隣には阪急所有の新阪急ビルがある。10年前までは大阪神ビルディングは耐震化工事を、新阪急ビルは単独の建て替えを検討していた。

だが、平成18年10月に阪急阪神HDが誕生し、状況は一変した。両ビルを一体的に建て替えられるようになった。工事を半分ずつ進めることで百貨店の営業を続けながらの建て替えも可能だ。

計画は梅田の成長を支えてきたプライドを感じさせる「梅田1丁目1番地計画」と名付けられた。

新ビルは38階建てで、エリアの高さ制限いっぱいの190メートル。国内で初めて市道の上もビルとして活用される。規制緩和に難色を示す国や大阪市に対し、歩道や地下道の拡幅など公共部分の整備費も負担することを提案して許可を得た。

26年10月の着工で、34年春の完成を目指す。阪神の不動産部門部長の森永純は「阪急と阪神が協力する建て替えは新時代の幕開けにふさわしい」と強調。新ビルの完成で、阪急阪神HDは「梅田の盟主」の地位を確実にしたい考えだ。

統合後、阪急阪神HDは両社の本業といえる鉄道事業を中心に、こうした不動産やホテルなどを、発展の基盤としてきた。10年の道程は順調にも映る。

だが、今後を見据えるとき、関西の人口減少という現実が立ちはだかる。そこで同社が次代の成長戦略の大きな柱の一つと位置づけるのが海外展開だ。

安倍晋三首相も出席してケニアの首都ナイロビで8月に開かれた日本政府主催の第6回アフリカ開発会議。アフリカ進出を狙う96の日本企業や団体が参加した。HD傘下の阪急阪神エクスプレスの社長、岡藤正策の姿もあった。

阪急阪神エクスプレスは阪急と阪神の物流部門を統合し、21年に誕生。HDの海外展開の先陣の役割を担う。物流事業者では唯一の参加だったが、事業内容を紹介したほか、アフリカの物流需要を調査したリポートも配布した。

岡藤は「アフリカにはすでに400社以上の日系企業が進出する。物流需要は大きく展開を急ぎたい」と意気込む。

荷物を保管する倉庫はレンタルでまかなってきたが、統合を契機にHDの不動産部門と連携して自社物件の拡大にかじを切った。インドネシア・ジャカルタ郊外に今年4月、初の自社倉庫をオープン。来春にはシンガポールに大型物流倉庫を完成させる。

阪急阪神エクスプレス執行役員の西松重人は「国内での成長は頭打ちで、海外で伸ばすしかない。海外企業との取引はまだごくわずかだが、比率を半分程度まで高めたい」とする。

阪急阪神HDの統合10年をどう評価するのか。社長の角和夫は「融合する部分と共存する部分があり、理想的な姿になってきた」と自信をみせる。一方、識者の意見は分かれる。岩井コスモ証券投資調査部副部長の有沢正一は「関西経済の浮上へのきっかけを作った。拡大路線で競争力が高められれば、インパクトはさらに増すはずだ」と評価。関西の私鉄事情に詳しい大阪学院大教授(鉄道史)の中山嘉彦は「一つの企業グループとしての形がまだ見えにくい。一段と踏み込んだビジョンが必要だ」と指摘する。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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