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安倍晋三元首相が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件から8日で4年。現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅前には朝から多くの人が訪れ、献花台に花を手向け、安倍氏の遺影に手を合わせた。
当時現場に居合わせた奈良県山添村の大谷敏治村議は「遺影の前では当時の思いがこみ上げ、涙がこぼれた」と胸の内を明かした。
同県天理市の並河健市長は再発を防ぐため「孤独、孤立の解消に向け、自治体としてできることをする」と語った。
献花に訪れた山下真知事は「残されたわれわれが一生懸命、日本のために働かなきゃいけないという思いを新たにした」と述べた。
若者の姿もあった。大阪府豊中市の高校1年の男子生徒(16)は「事件は衝撃的で今でも覚えている。(安倍氏に)敬意と弔意、感謝を示した」といい、安倍氏の遺影を目にした奈良市の小学5年の男児(11)は「すごく優しそうな印象。なんで殺されたんだろう」と語った。
現場から5キロ東の三笠霊苑では、自民党の議員連盟「保守団結の会」に所属する国会議員ら8人が、安倍氏の慰霊碑「留魂碑(りゅうこんひ)」に花を手向けた。メンバーの高鳥修一衆院議員は「志をしっかりと受け継いでいく。われわれが先頭に立ってやるしかない」と誓った。
台湾から訪れた会社員、林宇慧(りんうけい)さん(42)は「(安倍氏の)優しく、素直そうな人柄が好きだった」といい、「手を合わせたときに、やっとお別れが言えた」と話した。西大寺の四王堂で営まれた追悼法要では、松村隆誉(りゅうよ)長老ら僧侶7人が出仕し、読経。安倍氏をしのび冥福を祈る回向文(えこうん)が読み上げられ、参列者らが焼香した。