
トランプ米大統領は12日、米FOXニュースのインタビューで、イランが事実上封鎖するエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を巡り、「日本が得る石油の93%はそこ(ホルムズ海峡)を通過しているのに、彼らは米国を助けなかった。4万5000人から5万人の米兵が守り、保護しているのに」として、これまで繰り返してきた日本批判を再び行った。
トランプ氏はさらに、韓国や北大西洋条約機構(NATO)の加盟諸国も非協力的だったとして、同様に非難した。これらの国々もホルムズ海峡の安全航行に依存していると強調し、米国の軍事負担への不満を改めて表明した。
ホルムズ海峡は中東の原油や液化天然ガス(LNG)の海上輸送にとって極めて重要な航路であり、世界の石油消費量の約5分の1が通過する。イランは米国との緊張が高まる中、同海峡の封鎖をちらつかせており、国際社会の懸念が強まっている。
トランプ氏の日本批判は過去にも繰り返されており、在日米軍の駐留経費負担や貿易不均衡などにも言及してきた。今回の発言も、来年の大統領選挙をにらみ、支持基盤へ向けたパフォーマンスとの見方が出ている。
日本政府はこれまで、米国との同盟関係を重視しつつ、中東地域の安定化に向けた外交努力を続けてきた。防衛省関係者は「日本の貢献は理解されているはずだ」とコメントしているが、トランプ氏の発言が日米関係にどのような影響を与えるか注視が必要だ。