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米国とイランがレバノンでの戦闘再燃を防ぐために設置した「衝突回避チーム」に、イランが親イラン民兵組織ヒズボラの参加を求めたことが11日、明らかになった。イラン外交筋が明らかにした。米国がこれに強く反対するのは必至で、両国が近く開催を模索している戦闘終結に向けた実務者協議で新たな対立点となる可能性がある。
レバノンではイスラエルとヒズボラの交戦が続いており、この問題は米国とイランが直接協議を行う上での大きな障害となってきた。両国は先月、戦闘終結に向けた覚書に署名し、6月下旬にスイスで開かれた初協議で「衝突回避チーム」の設置で合意した。共同声明では参加者を「米国、イラン、レバノン、仲介国」としており、ヒズボラの名前は明記されていなかった。
イラン外交筋によると、アラグチ外相が今月10日、イランを訪問していた仲介国のカタール政府関係者に対して、ヒズボラをチームに参加させるよう要求した。これまでの協議の中で、米国側はヒズボラの参加に強く反対してきたという。
ヒズボラはイランが支援するレバノンのシーア派組織で、イスラエルと激しく対立している。米国はヒズボラをテロ組織に指定しており、公式協議の場に参加させることに強い抵抗を示している。一方、イランはヒズボラを地域における重要な同盟勢力と見なしており、その排除を拒んでいる。
今回の要求は、米イラン間の緊張をさらに高める恐れがある。両国は戦闘終結に向けた実務者協議の開催を模索しているが、ヒズボラ問題が新たな障害となるのは必至だ。今後の協議の行方が注目される。