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熊本県嘉島町のイオンモール熊本で7人が死亡した爆発事故は、地震後に可燃性ガスが漏れた可能性が高いことが分かった。イオン側が「想定外」と強調する一方、入居する一部店舗では地震後、従業員に館内へ戻るよう指示があったことが判明。天災と人災、双方の色がにじむ惨劇の全容解明にはまだ時間がかかりそうだ。
爆発は7月28日午後4時27分ごろに起きた地震から約80分後に発生した。モールでは調理や給湯のためにLPガスが使われ、敷地内には貯蔵タンクも設けられていた。爆発前後にはガス臭がしたとの情報もあり、地震による配管やタンクの損傷がガス漏えいにつながった可能性が指摘されている。
物販店などが並ぶ2階の南側中央部の損傷が激しく、爆発はこの周辺で起きた可能性が高い。このエリアは飲食店に向かうガス管が通っていたという。消防はガスの漏えい経路と引火源の特定を進めており、地震時に施設のガス遮断弁が作動していたかどうかも重要な検証ポイントとなっている。
イオン側は「想定外」と強調するが、地震発生後に入居テナントの一部が従業員を館内に戻すよう指示していたことが確認されている。ガス漏えいが疑われる状況で避難誘導や安全確認を適切に行っていたのかどうかは、企業の安全管理体制と法的責任を問う上で重要な争点となりそうだ。
爆発から4日が経過し、現場検証は依然として続いている。ガスの漏えい経路や引火源の特定には時間がかかるとみられ、遺族や負傷者への補償を含めたイオン側の説明責任が今後問われることになる。