t>

トルコ最大野党、共和人民党(CHP)指導者のオゼル氏は21日の演説で、CHPを離脱して「新党を立ち上げる」と表明した。建国の父アタチュルクが1923年に設立した政党を母体とするCHPが分裂することになる。報道によると7月中にも新党設立を申請し、CHPの国会議員135人のうち、約80人が合流するとみられている。
裁判所は5月、オゼル氏がCHP党首に選ばれた2023年の党大会に不正があったとして、オゼル氏の職務を暫定的に停止した。
同時に、前回大統領選でエルドアン大統領に敗れた前党首のクルチダルオール氏を党首に復職させる仮処分を出していた。仮処分は次期大統領選を見据えるエルドアン政権による野党弾圧の一環とみられ、オゼル氏は強く反発している。
オゼル氏は首都アンカラの議会での演説で「党は今や大統領府の占領下に置かれている」とエルドアン政権を批判。新党は「分裂でも諦めでもない。政権奪取への強い歩みだ」とし、最大野党の座を維持すると訴えた。
トルコでは25年、エルドアン氏の政敵でCHP所属のイマモール・イスタンブール市長(職務停止中)が逮捕されるなど、野党弾圧が強まっている。