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パナソニックホールディングス(HD)は30日、2027年3月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益を期初予想から400億円引き上げて5900億円とした。これにより1984年度の5757億円を上回り、42年ぶりに過去最高を更新する見通しとなった。
世界で生成人工知能(AI)の普及に伴いデータセンター投資が急速に拡大したことで、蓄電システムや電子部品、製造装置など幅広い事業で需要が押し上げられた。あわせて売上高は2000億円引き上げて7兆8000億円、純利益は300億円引き上げて4500億円に修正した。
子会社で電子部品などを手がけるパナソニックインダストリーのAI関連売上高見通しは、期初予想を400億円上回る3100億円。パナソニックエナジーのデータセンター向けを中心とした電池事業の売上高は、前期比約7割増の5500億円を見込んでいる。
最高益に至った背景について和仁古明最高財務責任者(CFO)は「昨年度、(人員削減などの)痛みを伴う構造改革を実施し、不採算事業にも聖域なくメスを入れたことが結実した。AI関連のビジネスも想定を上回るペースで伸びている」と説明した。
同日発表した2026年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比6.4%増の2兆189億円、純利益が89.2%増の1351億円となった。(桑島浩任)