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家族が増えた、子どもが大きくなった、勤務先が変わった、引っ越した、趣味が変わった――。これらライフステージの変化とともに、多くのN-BOXオーナーは軽スーパーハイトワゴン(軽SHW)では物足りなくなる日を迎える。そのとき、彼らは次にどんなクルマを選ぶのか。そして、再びホンダのエンブレムを選ぶのか。
東洋経済オンラインは、ホンダN-BOXの過去のユーザーデータと統計モデルを基に、購入先の傾向を分析した。その結果、N-BOXからの乗り換えには明確なパターンが存在することが浮かび上がった。オーナーの家族構成、年収、居住地域などの変数が、次に選ぶクルマに大きな影響を与えている。
分析から導き出された5つの購入シナリオは、「ホンダの大型ミニバンへのアップグレード」「トヨタや日産の軽自動車へのスイッチ」「SUVセグメントへの移行」「他社の中型ミニバンへの乗り換え」「軽自動車内でのグレードアップ」の5種類だ。各シナリオは、オーナーのライフステージと密接に結びついている。
例えば、子育て世帯では「ステップワゴン」や「フリード」といった3列シートミニバンへの移行が多く、一方で単身者やシニア層は「N-ONE」などのホンダ軽スポーツや、他社の軽SUVに流れる傾向がある。また、一部のオーナーは価格や燃費を重視し、新たに軽自動車を買い替える。
この分析は、ホンダがN-BOXの顧客をいかに次世代モデルへとつなげるか、または競合ブランドに流出させないかの戦略に重要な示唆を与える。ライフステージに合わせたモデルラインアップの充実が、ブランドロイヤルティを左右する鍵となりそうだ。