
レバノン保健省は16日、親イラン民兵組織ヒズボラとイスラエル軍の交戦が再開した今月2日以降のレバノン国内の死者が2969人に達したと発表した。負傷者は9112人に上る。昨年11月に発効した停戦は17日で1カ月を迎えたが、イスラエル軍は攻撃を続行し、ヒズボラも応戦の構えを崩しておらず、先行きは依然として不透明な状況が続いている。
レバノン南部から首都ベイルートに避難している男性、サッバーグさん(38)は電話取材に「自宅に戻ることを願っている」と語った。停戦が成立しているのなら「どうして私と家族はまだ避難しているのか。どうして毎日多くのレバノン人が亡くなるのか」と憤りをあらわにした。
南部サイダの女性、イフサンさん(45)はイスラエル軍による攻撃が続く限り「停戦合意には意味がない」と訴え、現地住民の不安と不満が募っている実態が浮き彫りとなった。
米国務省のピゴット報道官は15日、米政権の仲介によりイスラエルとレバノンの停戦が45日間延長されると発表した。4月17日に発効した停戦の期限は当初同26日だったが、これに加えて3週間延長されていた。
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