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北朝鮮の女子サッカー選手団がアジアサッカー連盟(AFC)の試合で韓国を訪れた。北からの往来は2018年12月の卓球大会以来だが、北朝鮮が2024年以降、韓国を同じ民族や同胞ではなく、国家対国家で「第1の敵対国」と位置づけてから初めての訪問となる。韓国側には戸惑いが広がっている。
選手団は到着時にパスポートを提示したが、これも南北史上初めてだ。これまでは国家関係ではないため、相互に「訪問証明書」による入境でパスポートは不要だった。韓国当局はパスポートを証明書と見なして入境を認めたものの、背景には韓国憲法が北朝鮮を含む全朝鮮半島を自国領土と規定し、北を国際的な国家として認めていない問題がある。
韓国の李在明(イ・ジェミョン)政権は北朝鮮に対して極めて融和的で、接触と交流に焦がれ、北の「南北2国家論」に歩調を合わせたい気配を見せる。しかし、憲法は北朝鮮を国家として認めておらず、この矛盾をどう解決するのかが問われる。
試合では北朝鮮が韓国に勝利し、23日に日本と決勝戦を戦う予定だ。
それにしても、北の女子選手団の到着風景には驚かされた。紺のスーツ姿でハイヒールを履いていたのだ。韓国向けに「われわれは豊か」と誇示したかったようだが、それはいささか切ない光景だった。