t>

広島市は1日、昭和20年8月6日の米軍による原爆投下後に亡くなったり、臨時救護所で治療を受けたりした被爆者計2万3039人分の氏名などが載った「原爆罹災者名簿」を、平和記念公園内の広島国際会議場で公開した。公開期間は原爆の日である6日まで。
名簿には死没者の氏名や住所、死因が記載されている。原爆で行方不明になった家族の消息を知る手掛かりとして、市は昭和43年から公開してきた。広島東署で見つかった検視調書のほか、被爆者の救護に当たった寺院や救護所の収容者名簿など計82冊を閲覧できる。
市によると、昨年は22人が来訪し、5件で親族を確認できた。電話やメールによる問い合わせも9件あった。
市平和推進課の曽禰一輝主事は「被爆直後の消息を知る手掛かりとなる大変重要な資料。公開期間以外にも電話などで受け付けているので、現在も行方が分かっていない親族を探している方はぜひ問い合わせてほしい」と話した。連絡先は同課(082・504・2898)。
広島市は、被爆者の家族や遺族からの情報提供を求めている。名簿の閲覧を希望する場合は、市平和推進課まで連絡してほしい。