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半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日発表した2026年4~6月期決算は、売上高と純利益が共に四半期として過去最高を記録した。人工知能(AI)に関連する半導体需要の強さが追い風となり、業績を押し上げた。
売上高は前年同期比36.0%増の1兆2703億台湾元(約6兆4050億円)、純利益は77.4%増の7065億台湾元となった。10四半期連続の増収増益を達成し、半導体市場での優位な立場が改めて示された。
魏哲家会長兼最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、半導体の需要が供給を大きく上回っているとの認識を示した。需給逼迫が続く中、台湾国内での生産能力増強に加え、海外拠点の拡充にも注力する方針を明らかにした。
魏会長は「日本でも新工場の立ち上げをできるだけ急ぐ」と述べ、熊本県菊陽町で建設中の第2工場に言及した。2028年の量産開始を目指し、建設を加速させるとみられる。同工場は自動車や産業機器向けの先端半導体を生産する計画だ。
TSMCは世界的な半導体需要拡大に対応するため、台湾・日本・米国など複数拠点で積極的な投資を継続している。今回の決算は、AI需要を取り込む戦略が着実に成果を生んでいることを示している。