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姉夫婦が突然、犬を飼い始めた。しかも元野良犬の保護犬だ。犬が苦手な妹子(妹)は、「これで気軽に遊びに行けなくなる」と不安を募らせる。ところが、実際に目にしたのは、彼女が想像していた「俊敏で落ち着かず、吠えてうなって噛みつき、隙あらば何でも食べる」という犬のイメージとは程遠い存在だった。
その犬は、吠えない。飛びつかない。ただ、時折深いため息をつく。まるで人間のようなその仕草に、妹子は「この犬なら仲良くなれるかもしれない」と期待し始める。犬嫌いだった彼女の心境が、少しずつ、しかし確かに変化していく様子が、丁寧に、そしてユーモラスに描かれている。
なぜ姉は、あえてボロボロの状態の保護犬を選んだのか。姉の溢れんばかりの犬愛にも注目だ。姉の選んだ道には、犬を飼うことの本質が詰まっている。本作は、犬との暮らし方をほんの少し学べる、笑えて心が温かくなるコミックエッセイである。
犬好きはもちろん、犬が苦手な人にも刺さる、そんな作品が『姉の犬から目が離せない』(東洋経済オンライン連載中)。第2話では、犬らしくない犬と、犬嫌いの女性が織りなす絶妙な距離感が、読者の心をほぐす。
(※参考:Amazon.co.jpにて単行本販売中。ISBN:978-4824016312)