t>

自宅でギターやラジオを大音量で鳴らし続け、周辺住民に不眠症などを生じさせたとして、京都府警西京署が傷害の疑いで京都市西京区の無職、横井一憲容疑者(61)を逮捕した。長年にわたり昼夜を問わない騒音に悩まされてきた周辺住民は静けさを取り戻したが、根本的な解決に至らず不安な日々を送っている。
同署によると、容疑者は平成29年1月ごろから大音量でギターやラジオなどを鳴らし始めた。周辺住民から何度も通報があり、署は注意を繰り返したが改善しなかった。署が今年7月に測定したところ、踏切に匹敵する80デシベル以上を記録した。
10年ほど前から近くに住む50代女性は、当初気にならなかった騒音が年々悪化したと話す。「ラジオは明らかに外に向けて流されているようだった」。逮捕後については「こんなに静かな場所だったのかとびっくりした」と語る一方、「戻ってきたらまたすぐに騒音が再開されるのではないか」と不安を抱く。
3年ほど前に引っ越してきた30代女性は不動産会社から騒音トラブルを告知されていたといい「容疑者宅側の1階には窓を設けず壁は防音仕様にした」というが、夜に2階で過ごすと騒音が気になることがあった。
同署によると、横井容疑者は令和元年6月~今年7月、自宅で昼夜を問わず大音量でラジオを流したりギターを弾いたりし、近くの67~80歳の男女3人を不眠症や鬱状態にしたほか、昨年4月~今年7月には女性(49)を耳鳴症にさせたとして、今月23日に傷害容疑で逮捕された。騒音を出したことは認める一方、傷害容疑については「間違っています」と供述している。