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欧州では暑熱で亡くなる人が数千人規模に上る一方、日本でも今年は災害級の酷暑が予測されています。熱中症の恐ろしさは脳へのダメージだけにとどまらず、肝臓や腎臓にも深刻な影響を及ぼすことが分かってきました。
熱中症と聞くと多くの人は意識障害や痙攣などの脳症状を思い浮かべますが、実は体温調節の限界を超えると全身の臓器がダメージを受けます。特に肝臓と腎臓は血流が滞りやすく、細胞が壊死するリスクが高まります。
さらに怖いのは、症状が現れるまでに2〜3日のタイムラグがある点です。医師によれば、熱中症で倒れた後、一見回復したように見えても、その後に肝機能や腎機能の低下が顕在化するケースが少なくないといいます。
このタイムラグの原因は、熱による細胞障害が徐々に進行し、炎症反応が遅れて爆発的に現れるためです。回復期こそ油断せず、水分・電解質補給と安静を徹底し、尿量や倦怠感などのサインを見逃さないことが重要です。
夏の猛暑から肝臓と腎臓を守るためには、こまめな水分補給に加え、アルコールやカフェインの過剰摂取を避け、バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけることがポイントだといいます。体調が戻った後も数日間は注意を続けましょう。