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年休を取得し、沖縄県の石垣島や西表島を巡る観光ツアーを楽しんだ。
石垣港で西表島行きの高速船を待つ間、旅客ターミナルの土産物店をのぞいてみることにした。そのとき「石垣市尖閣諸島情報発信センター」の看板を見つけた。
店の横の階段を上った2階ホールに、尖閣諸島の歴史や自然について解説するパネルや歴史的資料の複製品、地形や植生分布などの情報を表示できるデジタル3D模型が展示され、2種類のパンフレット「石垣市の宝 尖閣諸島」と「たんけん!尖閣諸島(せんかくしょとう)」も備えられていた。
目を引いたのが令和3年8月に完成した新たな行政標柱。市が魚釣島など5島にそれぞれ設置した古いものを交換しようと国に申請したが上陸を認められず、その実物が置かれている。
この季節、沖縄地方は気候が穏やかで過ごしやすい。那覇や石垣の空港では修学旅行の中高生たちを大勢見かけた。西表島でもマングローブを見る遊覧船の乗り場で、大阪屈指の進学校らしき学校の生徒たちを目撃した。はたして彼らはセンターの存在に気づき、見てくれただろうか。
一方、石垣港には海上保安庁の巡視船が数隻、停泊していた。ツアーのガイドさんが「きょうは平穏なのかな」とつぶやいた。巡視船が出払っていると、尖閣周辺海域が緊迫しているのではないかと心配になるらしい。
そうだ、最前線で警備に従事する海上保安官にミニ講演なんかをやってもらってはどうか。尖閣諸島を知り、自国の安全保障について理解を深めることは立派な「平和学習」である。センター見学に要する時間は30分程度だろう。観光で来られた方には、ついででかまわないから、ぜひ立ち寄ってほしい。