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昭和時代、管理職への昇進は「あがり」として尊敬と報酬を伴う目標だった。しかし令和の今、その地位は魅力を失い、むしろ「罰ゲーム」と化している。管理職の多忙は本来の業務ではなく、細かな調整や儀礼的コミュニケーションに埋もれているのが実情だ。
具体的には、部署間の連絡、会議の設定、書類の承認など、生産性の低い調整業務が管理職の時間を圧迫している。こうした業務は責任ばかり重く、やりがいを感じにくい。
にもかかわらず、管理職には十分な権限や報酬が与えられず、「特権なき管理職」が増加。これが「頑張っているのに報われない」という強い不満を生む原因となっている。
この状況は、ホワイトカラー層に深刻な影響を及ぼす。若手社員は管理職への昇進を忌避し、組織内でリーダー候補が不足。結果として、企業全体の活力が低下する。
なぜ彼らは報われないのか。答えは、制度や評価体系が昭和のままであることに加え、管理職の役割が明確でない点にある。解決には業務の再設計と権限委譲が急務だ。