
大阪市住之江区のインテックス大阪で27~29日に開催される「第2回鉄道技術展・大阪2026」(産経新聞社主催)を前に、JR東日本とJR西日本は14日、出展内容を公表した。人手不足や脱炭素化対応など業界課題が深刻化する中、両社は本展示会を技術発信と事業者間連携強化の場と位置づけ、持続可能な鉄道事業の実現に向けた具体的施策を紹介する方針だ。
JR東日本はグループ経営ビジョン「勇翔2034」に基づき、最先端技術を活用した商品・サービス開発を通じて「技術サービス産業」への変革を掲げている。同展示会では西日本エリアでの情報発信を通じ、社外の知見を取り入れるオープンイノベーションの推進や技術革新の取り組みを提示し、他社との連携を促進する狙いがある。
具体的な展示テーマとして、モビリティーと生活ソリューションを掲げ、空飛ぶクルマ(電動垂直離着陸機)や交通系ICカード「Suica」の将来像、宇宙関連技術の活用などを紹介する。また、次世代新幹線や水素ハイブリッド電車、バス高速輸送システム(BRT)の自動運転など、実用化に向けた技術開発の成果も展示される。
JR西日本は安全性、生産性、利便性の向上に資する技術と、持続可能な社会実現に向けた取り組みを展示する。警報機や遮断機のない踏切の安全対策として開発した踏切ゲート「Lite」シリーズのほか、山陽新幹線における新たな保守技術、業務プロセス変革への取り組みなどが公開される。
初日27日には、JR東日本の池田裕彦副社長とJR西日本の田淵剛理事(鉄道本部副本部長)が「鉄道業界の課題と未来」をテーマにそれぞれ特別講演を行い、その後対談も実施する予定だ。
開催時間は午前10時から午後5時まで(最終日29日は午後4時半まで)。入場無料だが、公式ホームページからの事前登録が必要となる。