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50代に突入し、人生後半の「生きがい」を模索する漫画家・くらたま氏。55歳の誕生日を目前に、子どもの頃に夢中になった釣りを再び体験しようと、友人たち3人と共に東京湾へアジ釣りに出かけた。しかし、そこで待ち受けていたのは、幼い日の楽しい思い出を覆すような“渋すぎる現実”だった。
くらたま氏は子どもの頃、近所の川や海で釣りを楽しんだ記憶があり、その懐かしさから再挑戦を決意。当時は簡単に魚が釣れ、時間を忘れるほどの興奮を味わったという。しかし、55歳になった今、果たして同じように楽しめるのか、半ば不安を抱えながらの出発だった。
迎えた釣行当日。友人たちと共に船に乗り込み、久しぶりの釣り竿を握る。ところが、海の状況は想像以上に厳しく、アジの反応は極めて鈍かった。子どもの頃のように次々と釣れることはなく、待てど暮らせど竿先は沈黙。期待とは裏腹に、時間だけが過ぎていった。
結局、数時間の釣行で得られたアジはわずか数匹。くらたま氏は「昔は簡単に釣れたのに、今はこんなに難しいとは…」と苦笑い。子どもの頃の“楽しさ”の基準が、大人になった自分の求める“生きがい”と大きく乖離していることを痛感したという。
「人生後半の生きがい探しに、子どもの頃の純粋な楽しさをそのまま持ち込むのは通用しないのかもしれない」とくらたま氏は語る。今回の経験は、単なる釣りの思い出更新ではなく、加齢と共に変化する価値観や幸福感の本質について深く考えさせられる機会となったようだ。