
パナソニックは5月13日、高性能コンパクトデジタルカメラ「LUMIX DC-L10」を正式に発表した。発売は6月中旬を予定しており、同月18日午前10時から予約受付を開始する。マイクロフォーサーズ規格と同じ4/3インチの裏面照射型CMOSイメージセンサーと、LEICAブランドの固定式ズームレンズを搭載。価格はオープンプライスだが、市場想定売価は21万円前後(税込)としている。
イメージセンサーは有効2040万画素(総画素数2650万画素)で、同社のミラーレス一眼フラッグシップ「LUMIX GH7」と同じセンサーを採用。これに最新世代の画像処理エンジンを組み合わせ、ダイナミックレンジブースト機能により階調表現を大幅に向上させた。またマルチアスペクト対応で、4:3、3:2、16:9のどのアスペクト比でも同じ画角を実現するという(1:1では左右が若干クロップされる)。
レンズは35mm判換算で24-75mm相当の固定式「LEICA DC VARIO-SUMMILUX」を搭載。広角端では被写体に3cmまで寄れるAFマクロ撮影が可能だ。AFシステムには像面位相差AF(779点)を採用し、被写体を認識して追従するリアルタイム認識AFにも対応する。
絵作り面では、フォトスタイルに新たに「L.クラシック」と「L.クラシックゴールド」の2モードを追加。L.クラシックは彩度を抑えた柔らかなトーン、L.クラシックゴールドは暖かなアンバー色調が特徴だ。また、お気に入りのLUT(ルックアップテーブル)を本体に直接取り込み、撮影中に仕上がりを確認できる「リアルタイムLUT」機能も利用できる。
専用アプリ「LUMIX Lab」では、スマートフォンのカメラロールから好みの色味の写真を選ぶと、その画像を基にAIが自動でLUTを生成する「Magic LUT」にも対応。これにより、ユーザーは簡単に自分好みの色再現をカメラに反映させることが可能だ。
ファインダーには有機ELライブビューファインダーを、背面にはバリアングルモニターを装備。LUMIXシリーズとして初めて、縦構図撮影に特化したユーザーインターフェースを搭載した。外装はフロントケースにマグネシウム合金を採用し、サフィアーノレザー調のエクステリアで包んでいる。レンズ鏡筒部は金属の削り出し加工で高級感を演出する。
カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色に加え、LUMIX25周年を記念した特別仕様「チタンゴールド」をPanasonic Store Plus限定で用意。チタンゴールドは外装と統一したテーマカラーのメニュー画面に加え、自動開閉レンズキャップやショルダーストラップなどの専用アクセサリーが付属する。この特別モデルは23万8000円で予約を受け付ける。
なお、パナソニックは過去にフォーサーズ規格の一眼レフ「DMC-L10」を販売していたが、新型DC-L10はその直接の後継ではない。どちらかといえば、4/3インチセンサーを搭載したコンパクトカメラ「LX100II」のコンセプトにより近い。ただし、DC-L10はLX100IIと比べて一回りサイズが大きくなっている点が異なる。