
ロシア南部の黒海沿岸にある石油精製所で28日、ウクライナ軍のドローンの破片が落下し、大規模な火災が発生しました。地元知事は周辺地域に非常事態を宣言し、石油製品の流出も確認されています。環境への深刻な影響が懸念されています。
火災が発生したのはクラスノダール地方トゥアプセにあるロスネフチの製油所で、緊急事態相が現地に入り消火活動が続いています。周辺住民は避難を余儀なくされており、事態の収束には時間がかかる見通しです。
この製油所は以前からウクライナ軍の標的となっており、過去にもドローン攻撃で貯蔵タンクが損傷し火災が発生しています。海上に油が広がり、地域では「黒い雨」が観測されるなど、環境への影響が広がっています。
プーチン大統領は28日の政府会議で、ウクライナの「テロ脅威」が増している例としてトゥアプセへの攻撃を挙げ、「深刻な環境被害を招く恐れがある」と非難しました。ペスコフ大統領報道官は油除去作業について「適切な手段がとられている」と説明しました。
ウクライナ侵攻が長期化する中、ロシアはエネルギー拠点への攻撃を防ぐため防空態勢を強化しています。今回の事態は黒海沿岸地域の安全保障に新たな課題を突きつけています。
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