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従来、高級車やスポーツカーにしか縁がなかったプロテクションフィルム(PPF)が、一般ユーザーにも現実的な選択肢として広がり始めている。とはいえ、これまで最大の壁となっていたのは価格だ。ガラスコーティングよりはるかに優れた保護性能を持ちながら、施工費は100万円~150万円が相場。よほどの愛着がある車でもなければ、簡単に手を出せる金額ではない。そんな中、高い施工品質を維持しつつ、驚くほどリーズナブルな料金と短納期を実現したプロテクションフィルム専門店「ALNEX(アルネックス)」が注目を浴びている。
ALNEXの最大の特徴は、車格やサイズ別に定額プランを設け、料金を明確にしていることだ。新車価格の10%程度が目安で、従来の半額以下になるケースも多い。さらに、LINEで車種と新車価格を入力するだけで自動見積もりが表示されるシステムを導入。担当者にいちいち問い合わせる必要がなく、気軽に費用感を把握できる。この「まずは値段を知りたい」というユーザーの心理を的確に捉えた仕組みが、大きな安心材料になっている。
では、なぜALNEXは安さを実現できるのか。取材で旗艦店の東松山店を訪ねると、その秘密は施工現場にあった。車両1台に対し、洗車、パーツ取り外し、フィルムカット、貼り付けと、工程ごとにスタッフが完全分業されている。さらに、難易度の高いバンパーはベテラン、ドアやフェンダーなど比較的易しい部分は若手が担当するなど、熟練度に応じた役割分担も徹底。7台分のピットでは、それぞれのスタッフが自分の役割に集中し、流れるように作業が進んでいく。一般的に1~2週間かかっていた施工が、ALNEXでは4日前後で完了するのも納得だ。
重要なのは、スピード優先で工程を省いているわけではない点だ。むしろ、細分化と適材適所の配置によって、一つひとつの作業精度を高めている。スタッフの教育にも力を入れており、フィルムを厚みの半分だけ切るカッター技術を訓練する専用機器を完備。数か月単位のトレーニングと認定制度で、技術レベルの均一化を図っている。さらに、車体を3Dスキャナーで計測し、データをもとにフィルムをプレカットする「データ施工」と、複雑な形状にはその場でカットしながら貼る「バルク施工」を場所ごとに使い分けるなど、職人の勘に頼らないシステム化が品質と効率を両立させている。
使用するフィルムは、世界90か国で採用される高級ブランド「GSWF」。ポリウレタンの押し出しから粘着層の塗布までを自社一貫生産し、クリアで8年、マットで10年の耐久性を誇る。価格を抑えながらフィルムそのものにも妥協がない。施工後、万一フィルムが浮いた場合には無料でリペアしてくれるアフターサービスも充実。施工見学やテスト貼りで仕上がりを事前に確認できるため、初めて検討するユーザーでも安心して任せられる。ALNEXの取り組みは、プロテクションフィルムを「高嶺の花」から、多くのドライバーにとって手が届く“現実的な選択肢”へと変えつつある。