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3日の内閣改造・自民党役員人事で、谷垣禎一前幹事長が顧問を務める党内グループ「有隣会」のメンバーが大半のポストを失った。改造前は党や閣内に多くの幹部が登用されていたが、改造後の閣僚ポストは山本公一環境相の1人のみ。副大臣・政務官人事では1人も起用されず、屈辱的な結果となった。
求心力の低下は、谷垣氏の自転車事故による幹事長交代劇が引き金となった。今後、グループは再び結束を強めるため、平成20年に一度解消した「谷垣派」の復活も検討している。
グループ幹部の一人は改造後、肩を落としてこう語った。「首相は谷垣氏との約束はきっちり果たした。ただあの事故さえなければ、グループからもう1人くらい入閣できたのに…」と無念の表情を浮かべた。
谷垣氏が自転車で転倒し重傷を負ったのは昨年7月。幹事長として総裁選の指揮を執る最中の事故で、以降、長期の療養を強いられている。グループ内では「あの事故さえなければ」との声がくすぶる。
有隣会は現在、約40人の所属議員を抱えるが、今回の人事で実質的に政権中枢から排除された形だ。今後のグループの方向性について、谷垣氏周辺は「党内での存在感を取り戻すには、派閥再建が不可避」とみている。