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シリコンバレーの街角で記者はGoogle傘下Waymoの無人タクシーに乗車した。ハンドルが無人で回る光景に最初は緊張したが、走り出せばすぐに普通のタクシーと変わらない感覚になった。車内には安全ドライバーはおらず、完全自動運転で目的地へ向かう。
交差点の右左折や歩行者とのすれ違い、工事現場の迂回などを難なくこなす。周囲の車と自然な流れで走行し、人間のドライバーが運転しているのと変わらない。記者は「ドライバーがいることを忘れてしまう」と感じた。
しかし、すべてが完璧というわけではない。高速道路での運行は一時停止されており、一般道のみの運行に限定されている。また、悪天候や複雑な交差点では時折ぎこちない挙動も見られる。
価格面でも通常のライドシェアと同等かやや高めで、普及にはコスト低減が不可欠だ。さらに、東京のような交通事情の異なる都市への導入には、法規制や道路環境の整備など多くの壁がある。
自動運転技術は日々進化しているが、真の普及にはまだ時間がかかる。Waymoの試乗はその可能性と限界を同時に示していた。東京の街を無人タクシーが走る日は、技術と社会の両面での課題を乗り越えた先にあるだろう。