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7月1日午前11時25分ごろ、JRグループ6社が共同利用するチケット販売システム「MARS(マルス)」に障害が発生した。全国の駅に設置された指定席券売機やみどりの窓口、さらにJR各社のインターネット予約サービスで、指定席の予約や購入が一時的に困難な状態に陥った。システムは同日午後1時35分までに完全復旧しており、JR側は原因を調査中としている。
影響を受けたのはJR東日本、西日本、東海、四国、九州、北海道の6社。特にJR東日本の管轄では、新幹線や特急の指定席予約が券売機でつながりにくくなったほか、みどりの窓口やネット予約サービス「えきねっと」でも同様のトラブルが発生。利用客からは「予約ができず困った」との声が相次いだ。
同日にはJR東日本のモバイルSuicaでも別の障害が確認されているが、JRグループの担当者は「MARSとモバイルSuicaの障害は全く無関係」と説明。両システムは独立して運用されているという。
「MARS」は、JRシステムが開発・運用する大規模な基幹システムだ。同社のサイトによれば、全国約8300台の端末をネットワークで結び、1日平均150万枚以上の切符を発券している。今回の障害が広範囲に及んだ背景には、このシステムの規模の大きさがある。
JR九州は同日昼、「11時半ごろより、全国的に駅およびインターネット列車予約などで指定席の予約や購入ができない事象が発生している」と公式に告知。JR東も同様の注意喚起を行い、復旧後は「ご迷惑をおかけした」と謝罪した。鉄道利用者にとっては夏の行楽シーズンを前に、システムの安定性が改めて問われる事態となった。