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防災・危機管理サービスを手掛ける「スペクティ」(東京)は29日、熊本県で発生した地震に関し、SNS上で複数のデマや誤情報、偽の救助要請、募金詐欺を確認したとして、注意を呼びかけている。
調査によると、爆発が起きた「イオンモール熊本」(嘉島町)の映像としてX(旧ツイッター)に投稿された動画の中に、令和6年の能登半島地震の際に富山県の商業施設で撮影された映像が紛れていた。
JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」が脱線したという投稿は、JR側が脱線を否定した。八代駅付近の貨物列車の事案と混同したとみられる。
また、氏名以外はほぼ同一の文面で、同じ住所を記載した偽の救助要請が複数のアカウントから発信された。スペクティは「消防や警察の救助リソースを消耗させる、影響の大きい行為」と批判している。
災害に便乗し、被災者を装って2次元コード(QRコード)で個人への送金を求める投稿もあった。公的機関や認定団体などの正規の募金窓口ではなかった。
スペクティ社によると、今回の地震で特徴的な動きとして、生成人工知能(AI)の回答を根拠に、本物の可能性が高い現場の映像を過去のものだと断定して拡散する動きがあったという。「確信が持てない情報は、拡散する前に一度立ち止まって確認する必要がある」と注意喚起している。