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イエメンの親イラン武装組織フーシ派が20日、サウジアラビアの船舶に対する「海上封鎖」を宣言した。サウジ外務省は同日、非難声明を発表。イエメン沖のバベルマンデブ海峡は、封鎖状態のホルムズ海峡に代わる原油の重要な輸送路となっており、フーシ派が武力で「封鎖」を実行すれば、サウジの紅海経由での石油輸出に深刻な影響が出る恐れがある。長期化すれば、日本への原油輸出にも支障を来す可能性がある。
フーシ派は中東の親イラン勢力で構成される「抵抗の枢軸」の一角を占める。イランはホルムズ海峡の管理を巡り米国と対立を深めており、フーシ派による「海上封鎖」を対米交渉のカードとして活用しようとしている可能性がある。
トランプ米大統領は21日、フーシ派が「海上封鎖」を実行すれば「対処しなければならない」と述べ、武力行使も辞さない姿勢を示した。
ロイター通信は船舶追跡データを基に、フーシ派による「海上封鎖」の宣言後、サウジ産の原油を積んだタンカー2隻が紅海でUターンし、スエズ運河方面に向かったと報じた。2隻は中国とインドにそれぞれ向かう予定だったという。
(共同通信の配信による)