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左派政権が一時相次ぎ発足した中南米で近年、右派政権への転換が続いている。2023年以降、アルゼンチンやチリなどでは右派政権が続々と誕生した。背景には経済低迷や治安悪化に対処できない既存の左派政権への失望感がある。これらの国々では強硬な治安対策や不法移民対策を望む声が高まり、トランプ米大統領になぞらえた「〇〇のトランプ」と呼ばれる指導者が各地で存在感を強めている。(ワシントン 本間英士)
中南米では2018年のメキシコや2022年のコロンビアなどで左派政権が相次いで発足。共産主義よりは穏健という意味で「ピンクの波」と呼ばれた。
転機は23年。長年の経済低迷に苦しむアルゼンチンで反エリート・反左派を掲げ、「アルゼンチンのトランプ」と呼ばれた右派のミレイ氏が勝利した。治安回復のため、エクアドルでの米軍駐留復活を目指すノボア大統領が当選したのもこの年だ。
25年には、ボリビアで約20年続いた左派政権が終わり、対米協調を訴える中道右派のパス政権が誕生。ホンジュラスでは前政権が23年に断交した台湾との外交関係復活を目指す右派のアスフラ氏が勝利した。チリでも、国境の壁建設などを主張して「チリのトランプ」と呼ばれた右派のカスト大統領が当選した。
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