
深夜の高速道路を自転車で走行するという、極めて危険な事態が発生した。大阪府警高速道路交通警察隊は26日、阪神高速4号湾岸線で自転車を飲酒運転したとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで大阪府羽曳野市に住む45歳の会社員の男を現行犯逮捕した。幸いにも事故や怪我人は確認されていないが、一歩間違えれば大惨事になりかねない状況だった。警察は男が高速道路に進入した経緯について詳しく調査を進めている。
逮捕容疑は26日の午前1時10分ごろ、大阪府高石市内の湾岸線上において、酒気を帯びた状態で自転車を運転したというものだ。通常、高速道路は自動車専用道路であり、歩行者や自転車の立ち入りは固く禁じられている。暗闇の中、灯火類も不十分な自転車が高速で走る車両の間に混じることは、極めて異例かつ危険な行為と言わざるを得ない。現場付近の交通規制などは行われなかったが、周囲のドライバーには大きな緊張が走った。
警察の調べに対し、逮捕された会社員の男は容疑を全面的に認める供述をしている。捜査関係者によると、取り調べに対して男は「間違いない」と話し、自身の行動を認めているという。深夜に酒を飲んだ後、どのような判断で自転車に乗り、さらに高速道路へと迷い込んだのかが今後の焦点となる。酒気帯び運転は自動車だけでなく、自転車においても厳しく罰せられる重大な違反行為である。
事件の発端は、同じ時間帯に湾岸線を走行していた一般車両の運転手からの通報だった。同日午前1時ごろ、警察に「ママチャリが走行中」という驚きの内容の110番通報が入った。通報を受けた高速道路の関係者が急行し、走行していた自転車を安全な場所へと適切に誘導した。その後、現場に駆け付けた警察官が男の呼気検査を実施したところ、基準値を超えるアルコール分が検出された。
高速道路への誤進入は後を絶たないが、飲酒状態で自転車というケースは稀である。府警は、男がどの入り口から進入し、どれほどの距離を走行したのかなど、当時の状況を慎重に裏付けている。夜間の視認性が低い環境下で、後続車が自転車を回避できたことは不幸中の幸いであった。警察は改めて、飲酒運転の根絶と交通ルールの徹底を呼びかけている。
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