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6月下旬、3月決算企業の定時株主総会が集中する時期を迎え、アクティビストファンドの動きが活発化している。非公開化を巡る攻防や企業買収防衛策について、企業はどう向き合うべきか。企業法務の大家である西村あさひ法律事務所の太田洋弁護士に聞いた。
太田弁護士は、近年特に注目されるのが、MBO(経営陣による買収)や非公開化を誘発するタイプのアクティビズムだと指摘する。こうしたアクティビストファンドは、企業の経営陣と協力して非公開化を推進することで、短期的な利益を狙うケースが増えているという。
太田弁護士は「MBOには経営陣の利益相反リスクが常に伴う。少数株主の利益を損なわないよう、公正な手続きと情報開示が不可欠だ」と警鐘を鳴らす。また、企業側は買収防衛策を導入する際も、株主の理解を得られるかが重要なポイントになると説く。
さらに、太田弁護士は「アクティビストが持ちかける非公開化提案に対して、取締役会は独立した立場で慎重に判断すべきだ」と強調。企業価値の向上に資する提案かどうかを見極める必要性を訴えている。
株主総会シーズンを控え、企業はアクティビストの動きに一層の注意を払う必要がある。太田弁護士の指摘は、経営陣にとって重要な示唆を与えるものとなっている。