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オーストラリアで液化天然ガス(LNG)施設を運営する日本の大手資源開発企業INPEXの現地法人幹部は17日、労働組合との交渉が大筋で合意に達し、長期化していたストライキが終結したと明らかにした。停止されていたLNGの積み出し作業も再開されたという。
日本はLNG輸入の大部分をオーストラリアに依存しており、INPEXが同施設で手がける輸出プロジェクト「イクシス」は、日本の年間輸入量の約1割を占める重要拠点だ。ストが長引けば日本向けの供給に直接的な影響が及ぶ懸念が強まっていた。
現地メディアの報道によれば、労使は賃上げ率3.75%を柱とする条件で合意した。ただし、この合意はまだ最終的なものではなく、今後、組合員による投票で正式に承認される見通しとなっている。
ストライキは今月2日に始まり、INPEX側は作業停止による影響を回避するため、劳使裁定機関に緊急の申し立てを行っていた。しかし、14日にはその申し立てが棄却されており、膠着状態が続いていただけに、今回の合意は事態打開の一歩と言える。
日本のエネルギー安全保障を考える上でも、この一件は軽視できない。世界的な資源価格の高止まりや供給網の不安定さが指摘されるなか、オーストラリアからのLNG安定供給は引き続き重要な課題である。合意が正式に成立すれば、当面の混乱は収まるものとみられる。