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宇宙から降り注ぐ素粒子の力で、火山やピラミッドなど巨大構造物の内部を透視する―。透過性が極めて高い素粒子「ミュオン」を用いた「ミュオグラフィ」という最先端技術を通じ、中欧ハンガリーと関西の交流が広がりをみせている。
大阪・関西万博を機にハンガリーは関西との結び付きを強めており、技術や文化を通じた新たな連携に期待が高まっている。ハンガリー政府は昨年9月、大阪市内に新たな領事館を開設した。
領事館長のケレケシュ・アンドラーシュ氏は「万博では約100万人がハンガリーのパビリオンを来訪したが、その大半は関西の人たちだった。これは関西の人々のハンガリーへの関心の高さを示している」と語る。
その交流の象徴の一つがミュオグラフィだ。宇宙から飛来する素粒子の一種で、極めて強い透過力を持つ「ミュー粒子」を利用し、火山や原発など巨大構造物の内部を破壊せずに調査できる技術である。
仕組みはレントゲンのエックス(X)線撮影と似ているが、より高い透過力を持つため、巨大構造物の内部まで観測できる。台風など大気現象の分析への活用も進んでおり、ハンガリーの先導的な役割と関西との連携が注目される。