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中国政府が主導する形で、人工知能(AI)産業の強化と拡大が急速に進んでいる。17日には中国の新興企業が米国の最新型に迫る性能のAIモデルを発表し、米市場に衝撃が走った。中国のAI産業は昨年時点で約29兆円規模に達したとのデータもあり、技術力の向上を背景に、国際ルール作りでも主導権を握ろうと米国への対抗姿勢を鮮明にしている。
中国のAI新興企業である月之暗面(ムーンショットAI)は17日、新型AIモデル「Kimi K3」を発表した。パラメーター数は2兆8000億とされ、ロイター通信は米アンソロピックの最先端モデルに肉薄する性能を持つと伝えている。この発表は、中国のAI技術が米国に追いつきつつあることを示す象徴的な出来事として受け止められている。
中国政府は「中国製造2025」などの産業政策を通じて、AI分野への巨額投資を続けてきた。その結果、顔認証や自然言語処理の分野で世界的な競争力を持つ企業が次々と台頭している。当局は技術独占を防ぐため、国際的な基準作りでも積極的に発言力を高めようとしている。
一方、米国は半導体の輸出規制などを通じて中国のAI発展に歯止めをかけようとしてきたが、中国企業は独自技術の開発を加速させている。専門家は「米中の技術覇権争いは今後さらに激化する」と指摘する。両国の競争は、AIの倫理や安全性をめぐる国際ルールの行方にも影響を与えるとみられる。
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