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奈良県は17日午後1時5分、県内の観測局で測定したオキシダント濃度が国の基準値を超えたとして、大和平野全域を対象に今シーズン初となる光化学スモッグ「予報」を発令した。これは県が定める4段階の基準のうち最も低いレベルに該当し、市民に注意を促す措置が取られている。
光化学スモッグ予報は4段階に区分されており、今回発令されたのは最も低いレベルの「予報」段階。県はこの段階で、今後の「注意報」発令に備えた情報収集の徹底や、屋外での激しい運動を控えるよう住民に呼びかけている。特に呼吸器系に疾患を持つ人や高齢者、子どもにはより一層の注意が求められる。
光化学スモッグは、工場や自動車から排出される窒素酸化物や炭化水素が強い日射のもとで光化学反応を起こし、オキシダント(過酸化物質)を生成することで発生する。濃度が高まると、目や喉の痛み、呼吸困難などの健康被害を引き起こす可能性があるため、気象条件によっては予報や注意報が随時発令される仕組みだ。
県大気環境保全課によると、今回の予報発令は今季初めてのケースで、ここ数日の高温と強い日射が影響したとみられる。気象庁の予報では今後も晴れて気温が上がる日が続く見込みで、県は引き続き大気環境の監視を強化し、必要に応じて注意報へ切り替える可能性も示している。
発令のリアルタイム情報は、奈良県が運営する「大気環境常時監視システム」のウェブサイトで確認できる。県は住民に対し、外出時にはマスクの着用や、目や喉に異常を感じた場合の早めの休憩を推奨しており、最新の情報をこまめにチェックするよう呼びかけている。