t>

2月末の米国とイスラエルの攻撃で死亡したイランの前最高指導者、アリ・ハメネイ師の国葬が9日、最終日を迎え、イスラム教シーア派の聖地で同師の故郷でもある北東部マシャドのイマーム・レザー廟に遺体が埋葬された。イランメディアが10日報じた。米イランは4日から続いていた国葬の間も攻撃の応酬を繰り広げており、国葬後に見込まれていた米イラン協議の再開時期は見通せない状況だ。
ハメネイ師は2月28日の米イスラエルによる首都テヘランへの攻撃で死亡。次男で後継の最高指導者、モジタバ・ハメネイ師が3月の就任後初めて公の場に登場するとの見方もあったが、姿を現さなかったとみられる。
イラン保健省の報道官は今月9日、米軍の2日間の攻撃により、イラン国内の5州で14人が死亡したと主張。イランメディアは南部ブシェール州の軍事基地が攻撃されたと報じた。米当局者は米軍の関与を否定している。
米ニュースサイトのアクシオスは米当局者の話として、イランがホルムズ海峡で商船への攻撃を続けた場合、米イランによる散発的な戦闘が1週間~1カ月続く可能性もあると報じた。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは9日、米軍がホルムズ海峡の南側航路で商船の通航支援を行っていたことがイラン側の反発を招いたと報じた。海峡の通航ルートには、イランが指定する北側航路と、オマーン沖を通る南側航路があり、イランは北側を通航するよう強く要求していた。
米イランの戦闘終結に向けた覚書は6月17日に署名されたが、その後も双方による攻撃の応酬が続いた。トランプ米大統領は今月8日、覚書の効力は「終わったと思う」と発言していた。