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日本ペイントホールディングス(HD)は13日、オランダの塗料大手アクゾノーベルに対して、建築用塗料事業の買収を提案していると発表した。買収総額は75億ユーロ(約1兆4000億円)。アジアや欧州での存在感の向上につなげる狙いだ。
日本ペイントHDは、4月に2度、米国の大手シャーウィン・ウィリアムズと共同で買収を提案。アクゾノーベルはいずれも拒否し、日本ペイントHDは6月、買収に向けた検討を終了したと発表していた。
アクゾノーベルは昨年、米同業アクサルタ・コーティング・システムズと合併すると発表している。今回の事業買収提案を受けて、アクゾノーベルは13日、アクサルタとの合併を引き続き進める考えを示した。
日本ペイントHDは、売上高の約7割を海外が占めるグローバル企業。今回の買収が実現すれば、欧州最大手のアクゾノーベルの建築用塗料事業を取り込み、欧州市場でのプレゼンスを大幅に高めることが可能となる。同社は近年、M&Aによる成長戦略を積極的に推進しており、アジアに続く欧州での地盤固めを急ぐ。
一方、アクゾノーベルはアクサルタとの合併を重視しており、日本ペイントの提案を再び拒否する公算が大きい。業界再編が進む中、両社の動向が今後の塗料市場の勢力図を左右するとみられる。