
1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所で、原油先物相場が続落した。指標となる米国産標準油種(WTI)の6月渡しは、前日比3・13ドル安の1バレル=101・94ドルで取引を終えた。
市場では、イランが米国との協議に関する新提案を仲介国のパキスタンに提出したとの情報が広がった。これにより戦闘終結に向けた交渉が進展するとの期待が強まり、供給不安が後退した。
供給不安の後退を受けて、投資家の間では売り注文が膨らんだ。相場は一時、前日比で5ドル近く下落する場面も見られた。
しかしその後、トランプ米大統領がイランの新提案に対して不満を表明したことが伝わると、相場の流れが変わった。即時的な合意の可能性が低下し、下げ幅が縮小した。
市場関係者は、イランと米国の協議が引き続き相場の変動要因になるとみている。今後の交渉の行方によって、原油価格が大きく動く可能性があると指摘した。